中古の住宅

性能のいい住宅を大事に長く使うために

現在、国は中古住宅の建物評価方法の見直しを進めています。 これまでの不動産市場では、中古の木造住宅は、築20年程度で、その価値がほとんどゼロと評価されていました。 しかしそれでは、金融機関も住宅ローンを実行することができず、買う側も中古住宅を購入したくてもなかなか買えないという状況を生んでいました。 そのため、築年数によらず、住宅の性能を評価する基準をつくることが急務となっていました。 そうした状況を受けて、性能のいい家を大事に長く使い、せっかく建てた注文住宅を、中古住宅市場で流通しやすくするために、国が創設した住宅の認定制度が、長期優良住宅です。 この制度の基準では、注文住宅の場合、長期優良住宅の認定を受けた住宅でおよそ100年ほどの耐用年数があるものと想定されています。

たくさんある税制上のメリット

長期優良住宅の認定を受けた注文住宅には、さまざまな税制上の優遇措置がなされています。 たとえば、国が実施している住宅ローン減税では、一般の住宅にくらべて控除額の上限が100万円上乗せされます。 また住宅ローンを利用しない場合でも、認定住宅であれば、所得税の控除が受けられるという措置もあります。 さらにこの他にも、登録免許税は、所有権保存登記と移転登記にかかる税金について、一般住宅特例よりもさらに安い税率が設定されています。 また、不動産所得税も、課税標準からの控除額が、一般住宅特例よりも100万円増額され、固定資産税に対する優遇の方も、一般住宅特例よりも2年間長く受けられるようになっています。 こうしたさまざまなメリットが用意されているため、注文住宅を建てる人の中に、長期優良住宅の認定を受ける人が急速に増えてきています。